動物図鑑・シロオリックス

シロオリックス さんのプロフィール



動物図鑑・シロオリックス

シロオリックス

偶蹄目 ウシ科
学 名 Oryx dammah
英 名 Scimitar-horned oryx / White oryx
分布域 アフリカ北部
生息環境 砂漠の周辺地帯など
体 長 1.5~2.3m 程度
尾 長 45~60cm 程度
体 重 雄で140~210kg 程度、雌で90~140kg 程度
IUCNによる保存状況評価 / 野生絶滅種 (EW)

オリックスの仲間はアラビア半島からアフリカ大陸にかけて分布しているが、シロオリックスはアフリカ中央部の砂漠地帯周辺のステップや、植物のまばらな半砂漠地帯など、乾燥した地域に生息している。

体色は腹部は白いが、背面は白色のほか灰色・灰褐色などで、白い体色は砂漠の強い日差しを逃すために役立っていると考えられている。
 
また、首から胸にかけては茶色や赤褐色などで、鼻筋と目の周りにも縦長の茶色の斑が見られる。
体高は90~120cm程で、雌は少し体が小さい。

角は雌雄共にもっているが、シロオリックスの角はアラビアオリックスなどの他のオリックスとは異なりサーベル状に湾曲し、長さは1mを超える見事なものである。
雌の角はやや細いが、その見事な角の印象から、シロオリックもアラビアオリックスと同様、ユニコーン神話のモデルになっていると考えられている。

昼間に活動するが、日中は暑さを避けて、主に涼しい朝夕に活動し、草や若葉・果実などの植物質を食べ、反芻をする。

群れをつくって生活しているが、ふつうは1頭の雄を中心にした20~40頭程が集まって生活している。
また、食べ物を求めて季節的な移動をするが、ときには群れ同士が集まって大きな群をなすこともある。

水が豊富なときは毎日飲むが、シロオリックスは乾燥した土地に適応していて、水を飲まなくても植物から得られる水分によって、数週間以上も水を飲まなくても過ごすことができると言われている。
また、シロオリックスは体温を46度程にも上げることができ、他の哺乳類が生息できないような高温の地域にも耐えるとも考えられている。

妊娠期間は8~8ヵ月半ほどで、普通は1産1子を出産し、稀に2子を出産する。
出産は3~10月頃に見られ、生まれたばかりの子どもの体重は9~15kg程で、既に小さな角をもっている。
しかし、毛色は黄褐色で、親に見られるような体の斑はない。
生後3ヶ月が過ぎる頃から離乳が始まり、雌雄共に1年半から2年程で成熟する。

外敵はライオンヒョウハイエナチーターなどで、若いものや弱ったものが襲われることが多い。
この他、飼育下での寿命は15~20年と考えられているが、野生での寿命が20年の固体がいたと言われている。

かつてはモーリタニアからマリを経てチャドやスーダンより北のアフリカ大陸に広く分布し、時には1,000頭を超える群れを成したシロオリックスも、角や皮を目的とした乱獲や家畜との競合、またサハラ砂漠の気候変動などによって、現在では生息数が極めて少なくなっている。

現在、シロオリックスは国際保護動物に指定されているが、野生状態のものはほとんどの地域で絶滅したと考えられている。
自然下のものは、チュニジアやモロッコ、セネガルなどの保護地区の中で見られるだけとなり、国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価では、野生絶滅種(EW)としてレッドリストに指定されている。

このような状況にあるため、飼育下で繁殖したものをかつての自然分布域に再導入しようとする試みがなされているが、生息地の開発などによって難しいとも言われている。

また、アラビアオリックスも同じような状況にあり、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種(VU)に指定されている。



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 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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