動物図鑑・アフリカツメガエル

アフリカツメガエル(ツメガエル)さんのプロフィール



動物図鑑・アフリカツメガエル

アフリカツメガエル

カエル目・ピパ科
学 名 Xenopus laevis
同意語 : Bufo laevis / Dactylethera boiei / Dactylethra bufonia / Dactylethra capensis/ Engystoma laevis / Leptopus boiei / Leptopus oxydactylus / Pipa africana / Pipa bufonia / Tremeropugus typicus / Xenopus boiei
英 名 African Clawed Frog
分布域 アフリカ中部から南部
生息環境 湖沼など
全 長 雄で 5~6cm 程度、雌で 10~12cm 程度
体 重 雄で 60g 程度、雌で 200g 程度

アフリカツメガエルはナイジェリアからカメルーン、中央アフリカ共和国を経て、スーダン南部からザンビアやアンゴラ、モザンビーク、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国など、アフリカ中部から南部にかけて広く分布している水生のカエルで、単にツメガエルと呼ばれることもある。

体は背腹方向に扁平していて、頭部は小さくて、目も小さい。
四肢は体側から真横に出ているが、前肢は後肢に比べて小さい。

指は細く、前肢には水かきがないが、後肢にはよく発達した水かきをもっている。
また、後肢には5本の指をもっているが、この内の3本には角質層の爪があり、これが「ツメガエル」の由来になっている。

体色は、背面は暗灰色から緑褐色のような色合いで、斑の縞模様のように見えるが、皮膚は滑らかで滑りがあり、腹面は淡い色をしている。
まぶたと舌はなく、体は雌の方がかなり大きく、雄の倍程の体長がある。

アフリカツメガエルは暖かい湖沼などに生息していて、止水を好み、流れのある川などでは滅多に見られない。

多くのカエル類は半水生の生活をしているが、アフリカツメガエルは、ほぼ完全な水生のカエルで、ほとんどの時間を水中で過ごしている。
しかし、僅かに皮膚呼吸するが、主に肺呼吸を行う為、呼吸のためには水面に上がってくる。
また、乾季には泥の中で夏眠するほか、泳ぐのは上手いが、陸上で動き回ることはほとんどなく、所謂カエル跳びのホップもかろうじで出来る程度しかない。

成体では、水生昆虫や小型の魚類、甲殻類やワーム類などのほか、それらの死骸や水草など、何でも食べる。
また、アフリカツメガエルには舌がないので、餌は前足を使って、口にかき込むようにして食べるほか、後肢の爪は、大きな餌などをを引き裂いたり、水底に潜んでいる昆虫などを掘り出したりすることにも用いられる。

繁殖の多くは春季に見られるが、繁殖は1年を通して見られ、地域によっては年4回繁殖することができる。
卵は直径1mm程度で、雌は一度に500~2,000個程の粘着卵を産む。

卵を保育することはないが、卵は1週間程で孵化しする。
生まれたばかりの子ども(オタマジャクシ)は、0.4cm程の大きさで、口元には一対の長い髭があり、尾は長く、先が尖っている。

また、アフリカツメガエルの幼生は、他の多くのカエル類の幼生のようにキチン質の歯がないため、藻類などを食べるのではなく、水中に漂う植物プランクトンをろ過して食べる。
この為、オタマジャクシは水底ではなく、中層辺りで生活している。
6~8週間程で完全変態し、10~12ヵ月程で性成熟するとされ、野生での寿命は15~16年、飼育下では20年程度生きることが知られている。

この他、アフリカツメガエルは多くのシノニム(同意語)をもっていて、実験用動物として利用されているほか、観賞用に利用されることもあり、アメリカ合衆国のカリフォルニア州やイギリス、チリやメキシコ、ジャワ島などに移入定着している。

低温への耐性もあり、国内でも、和歌山や静岡などで移入定着しているほか、千葉や神奈川などでも目撃されている。
現在のところ、特別な法的扱いはされていないが、在来の両生類との競合や、餌となる魚類や淡水性無脊椎動物などへの影響が懸念されている。

*写真・右下2枚は白色変種



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 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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