動物図鑑・オオアオジタトカゲ

オオアオジタトカゲ さんのプロフィール



動物図鑑・オオアオジタトカゲ

オオアオジタトカゲ

有鱗目・トカゲ科
学 名 Tiliqua gigas
英 名 Indonesian blue-tongued skink
分布域 インドネシアやパプアニューギニアなど
生息環境 森林や草原、岩のある砂漠地帯など
体 長 30cm 程度
全 長 50~60cm 程度

オオアオジタトカゲは、インドネシアやパプアニューギニアなどとその周辺の島々に分布しているトカゲで、以前はハスオビアオジタトカゲ(Tiliqua scincoides)の亜種とされていたが、現在は独立種とされている。

体は太いが細長く、頭部は三角形のような形をしている。
また、頸部はくびれていて、体に対して四肢はかなり短い。

体色は灰色や褐色、緑色や黄色を帯びたような褐色などで変化があるが、体や尾部には輪のように見える暗色の帯がある。
また、いずれも四肢は黒っぽく、名前のように、舌は青い色をしている。

オオアオジタトカゲは、湿度の高い熱帯雨林に生息しているが、乾燥した森林や草原、岩場や農地など、さまざまな環境で見られ、時には公園や人家の庭先などにも姿を現すことがある。

日中に活動し、爬虫類や両生類、昆虫や節足動物などのほか、腐肉や花、果実なども食べる。
また、顎の力は強く、カタツムリや陸性の貝類なども食べる。

危険を感じると口を大きく開いて青い舌を誇示し、大きな威嚇音を出して相手に警告する。
尾は自ら切断することができ、外敵かこれに気を取られている間に逃げていくが、この尾は再び再生する。

また、ニューギニアなどでは、「Snake with four legs (四肢をもつヘビ)」と呼ばれていて、有毒と考えられていたが、実際はほとんど無毒で、噛まれたときの細菌による二次感染が多い。

繁殖の様子などは詳しく知られていないが、卵胎生で、一度に4~6匹程の子どもを生むと言われている。
多いものでは10~15匹程を産むとも言われているが、生まれたばかりの子どもは全長13~14cm程で、寿命は長く、15~20年程度と考えられている。

この他、現在、オオアオジタトカゲは次の3亜種が確認されている。
Tiliqua gigas gigas (Indonesian blue-tongued skink /)
オオアオジタトカゲ、アンボンアオジタトカゲ / インドネシアに分布
・T. g. keyensis (Key Island blue-tongued skink)
カイアオジタトカゲ / カイ諸島やアルー諸島など
T. g. evanescens (Merauke blue-tongued skink )
パプアニューギニアアオジタトカゲ / ニューギニア島に分布

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