動物図鑑・オオミミギツネ

オオミミギツネ さんのプロフィール



動物図鑑・オオミミギツネ

オオミミギツネ

食肉目 イヌ科
学 名 Otocyon megalotis
英 名 Bat-eared Fox / Big-eared fox
分布域 アフリカの東部と南部など
生息環境 乾燥した草原地帯など
体 長 46~66cm 程度
尾 長 24~34cm 程度
体 重 3~5kg 程度

オオミミギツネは、名前のように12~13cm程もある大きな耳が特徴的で、アフリカ東部のエチオピアやケニア、南部のナミビアやボツワナなどの砂漠やサバンナ、乾燥した草原地帯などに生息していて、丈の低い草地に多く見られる。

四肢は比較的短く、毛色は灰色や灰褐色、黄褐色や淡黄色などで、腹部は白っぽい。
一見するとフェネックとは似ているが、フェネックよりも体が大きくがっしりとしていて、鼻面や四肢は黒っぽいので、見分けることができる。

歯の数は平均すると48本程で、食肉類の中ではもっとも多いが、歯は小さくて歯質はもろい。
中でも臼歯が多いが(上顎6~8本、下顎8~10本)、これはオオミミギツネが昆虫などを主食としているからと考えられている。
また、オオミミギツネの特徴的な耳は、酷暑の生息地で体熱を発散させる役目の他、シロアリなどが移動する僅かな音を聞き分けるためにも役立っていると考えられている。

昼間も活動するが、オオミミギツネは主として夜行性の動物で、単独かつがい、あるいは家族単位で生活している。
主に昆虫やシロアリなどを好んで食べるが、節足動物のほか、時には小型の齧歯類やトカゲ、鳥の卵や雛なども食べる。
果実などの植物質のものも少しは食べるが、食べ物のほとんどはシロアリやイナゴなどの昆虫類で、糞虫を求めてヌーシマウマなどの群れの近くにもしばしば現れる。
また、採餌は単独で行うことが多いが、昆虫類が多くいるところでは群れをつくることもある。

行動範囲は尿などによってマーキングされていて、タンザニアのセレンゲティ国立公園での行動範囲は0.25~1.5k㎡程度と言われているが、行動範囲は地域や食糧事情などによって幅がある。

外敵はライオンヒョウチーターブチハイエナなどだが、幼獣は猛禽類などにも襲われることがある。
また、外敵に出会うと、四肢を硬く伸ばし、高く飛び跳ねるようにして逃げるが、オオミミギツネは性質もおとなしく、脅かしたりしても、耳を平たくしてうずくまってしまう。

繁殖期は9~11月頃で、一夫多妻も見られるが、多くは一夫一婦の繁殖が観察されている。
巣穴は、ツチブタトビウサギなどが使い古したものを利用することもあるが、出産する巣穴は自ら掘ることが多い。
入り口は複数つくられていて、数メートル程の長さの中に幾つかの部屋が設けられている。

妊娠期間は60~70日程で、1産1~6子、普通は3~4子を出産する。
生まれたばかりの子どもの体重は100g程で、1週間から10日程で目が開く。
授乳期間は14~15週程で、雌雄共に8~9ヵ月程度で性成熟する。
この頃には独立して分散して行くが、雌の中には出生群に留まるものも見られる。
また、オオミミギツネは他のイヌ科とは違って、雄も積極的に育児をすることが知られている。

尚、飼育下での寿命は14年程度と考えられているほか、オオミミギツネは分布域によって2亜種が確認されている。
  ・Otocyon megalotis megalotis
    アンゴラ南部からボツワナやナミビア、南アフリカ共和国、ザンビア南部やジンバブエ
    西部など
  ・Otocyon megalotis virgatus
    エチオピア南部からソマリア、ケニア、タンザニア、スーダン南部など

オオミミギツネは、現在のところ絶滅の恐れはないとされているが、地域によっては開発などによって生息地が減少傾向にあったり、毛皮などを目的とした狩猟なども行われている。



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 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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