動物図鑑・ピューマ

ピューマ (クーガー) さんのプロフィール



動物図鑑・ピューマ

ピューマ (クーガー / マウンテンライオン)

食肉目 ネコ科
学 名 Puma concolor / Felis concolor
英 名 Puma / Cougar / Mountain Lion
分布域 北アメリカから南アメリカ
生息環境 主に草原や森林地帯など
体 長 雄は 100~197cm 、雌は85~150cm 程度
尾 長 雄は 65~95cm、雌は 53~80cm 程度
体 重 雄は 36~120kg 、雌は 29~64kg 程度

ピューマはネコ科の中でもトラヒョウなどとは違ってベンガルヤマネコオオヤマネコなどと同じ仲間に属しているが、ヤマネコの中では最大の動物で、別名をクーガーやアメリカライオン、マウンテンライオンなどとも呼ばれている。

分布域は広く、主に北アメリカのロッキー山脈の北端から南アメリカのギアナ高地やアマゾン盆地、アンデス山脈の南端にかけて分布している。

この他にもアメリカ合衆国や南米各地に散在的に分布しているが、かつてはアラスカなどの寒冷地を省く北アメリカ全土や南米各地に広く分布していた言われている。

生息環境も幅広く、平地の森林から高山地帯、半砂漠地帯などのほか、湿地帯や積雪地帯まで、ピューマはさまざまな環境に適応している。
垂直方向の生息域も広く、エクアドルなどに分布しているものは、4500m程の高地にも姿を見せる。

前足に対して後ろ足は大きく、毛色は灰色、黄褐色、赤褐色など変化があるが、完全な成獣では斑などは見られず、腹部は白っぽい。
耳の裏側は黒く、灰色の斑点があり、尾の先も黒い。

また、幼獣のうちは全身に黒っぽい斑点があり、尾には黒い輪が見られるが、これらは成長と共に消えていく。

分布域が広いため体格には差異があり、北方のものほど体が大きいが、いずれも雄の方が雌よりもひと回りほど大きい。

ピューマは人との接触があるようなところでは夜行性になりやすいが、ふつうは昼間も活動する。
基本的には単独で生活し、広い行動範囲を有し、ひと夜のうちに40kmも歩きまわると言われる。

行動範囲は生息環境や食糧事情などによって変化するが、雌の場合で26~350k㎡、平均すると140k㎡程度、雄ではこれよりも広く140~760k㎡、平均すると280k㎡程度と言われている。
また、雌同士の行動範囲は重なり合うことがあるが、雄の場合は他の雄との行動範囲と重なることはなく、普通はふたつほどの雌の行動範囲が含まれている。

尿で臭いをつけたりして縄張りを主張するが、子どもを育てる雌以外は一定の巣をもたず、草の茂みや岩穴、岩陰などで休んでいる。

ピューマは視覚、聴覚共に優れているが、運動能力も素晴らしい。
跳躍力にも優れた動物で、5m程の高さの木の枝まで、垂直に跳び上がることができると言われている。
木登りもうまいほか、好んで水に入ることはしないが泳ぎもうまく、獲物を追って川に入ることもある。

主にネズミやリスウサギなどの小動物を捕食するが、ビーバーカピバラペッカリーアライグマナマケモノなども捕らえる。
また、ピューマは力も強く、シカヘラジカなどの大型動物も倒すほか、魚やかたつむり、昆虫や爬虫類など、ピューマは何でも食べる。

ヤマアラシなども地域によっては重要な食物で、棘のない腹部に素早く前足を突っ込んで、ひっくり返してとらえてしまう他、ピューマはマウンテンライオンとも呼ばれる程あって、標高4000mを超えるアンデスの高地でビクーナなども捕らえる。

ピューマは素晴らしい運動能力を持っているが、性質はあまり荒くなく、人に向かってくることは滅多にない。
しかし、ピューマは力も強く、脅かしたり、むやみに近寄ったりすることは極めて危険である。

一夫多妻で、特定の繁殖期は見られないが、北半球では12~3月に多く見られる。
妊娠期間は82~96日程で、1産1~6子、ふつうは3~4子を出産する。

生まれたばかりの子どもの体重は230~450g程で、生後1週間から10日で目が開く。
40日程で離乳し、平均すると15ヵ月、長いものでは2年を過ぎる頃には独立して、親の元を離れていく。

飼育下での寿命は20年程度、野生ではこれより短く、10~12年程度と考えられている。

ピューマは食物連鎖の頂点にいるので外敵はいないが、若い者や傷や病気で弱っているものなどは、オオカミヒグマ、他のピューマなどに襲われることがある。

このほか、ピューマは分布域が広いこともあって20以上の亜種に別けられたり、人の進出や狩猟などによって、一部の亜種はほぼ絶滅したとも言われている。
また、かつては30を超える亜種に分類されることもあったが、現在では、それらのうちの幾つかは同亜種とされ、およそ6亜種が支持されている。
  ・Puma concolor concolor (Northern South American cougar)
  ・P.c. cabrerae (Argentine puma)
  ・P.c. costaricensis (Costa Rican cougar)
  ・P.c. anthonyi (Eastern South American cougar)
  ・P.c. couguar (North american cougar)
  ・P.c. puma (Southern South American puma)

尚、学名の「concolor」は「同色の」、「単色の」という意味で、基亜種であるPuma concolor concolorはベネズエラからブラジル北部にかけて分布している。



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 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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