動物の足跡 |
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このページでは、様々な動物の足跡を紹介しています。 どの動物の足跡にも特徴があって、見ているだけでも楽しいのではないかと思います。 動物の足跡は大きな分類別に紹介しているので、それぞれの特徴が分かりやすく、ほかの種類との比較もしやすいかと思います。 普段は動物の足跡を見ることなどはないと思いますが、山や森林などが近い住宅地などでは、キツネやタヌキ、イノシシなどは案外見かけることがあると思います。 足跡を見るだけでも、その動物の歩き方や生態的な特徴が見えてくるようで、興味深いものではないでしょうか。 これらの他にもいろいろな足跡を持った動物がいるので、機会があれば、それらの動物の足跡と生態などを照らし合わせてみるのも、楽しいのではないかと思います。 |
サルの仲間を含む霊長目の手足は、木の枝やものをつかみやすいように、人の手の形に近くなっています。 中には親指を欠いているものもいますが、これらの足跡を見ても、親指は他の指と向かい合っているのがよく分かると思います。 樹上性のものも多いですが、歩くときにはかかとまで地面につけて歩きます。 また、爪は多くのものが平爪を持っています。 |
ニホンザルの足跡 / 後足 |
チンパンジーの足跡 / 左図・手、右図・足 |
偶蹄目の動物はつま先で歩き、蹄を持っていますが、親指は退化してしまっています。 多くのものは4本の指を持っていますが、第三指(なかゆび)と第四指(くすりゆび)の二本だけになっているものもいます。 また、イノシシなどは四肢に4本の指を持っていますが、外側にある第ニ指(ひとさしゆび)と第五指(こゆび)は、普通は地面から離れています。 キリンなどは第ニ指と第五指が退化して、第三指と第四指だけなので、足跡などもそのようになっています。 |
ニホンジカの足跡 / 後足 |
ニホンカモシカの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
アミメキリンの足跡 / 後足 |
イノシシの足跡 / 後足 |
食肉目の指には、普通は鉤爪がついていて、ネコの足などに見られる肉球が見られます。 歩くときはかかとまでつけて歩くものや指先だけで歩くもの、また、半ばかかとまでつけて歩くものなど、様々です。 |
キツネの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
タヌキの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
アナグマの足跡 / 後足 |
テンの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
カワウソの足跡 / 後足 |
ツキノワグマの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
特徴的な足跡は、やはりゾウが属している長鼻目でしょうか。 足跡も大きく、丸くてはっきりとしています。 また、ウサギの足跡などは細長いので、ほかの動物の足跡との違いがはっきりとしています。 奇蹄目に属しているものにはシマウマがいますが、ウマなどは指先で歩く指行性で、第三指の一本だけになっています。 |
ニホンリスの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
ノウサギの足跡 / 後足 |
シマウマの足跡 / 左図・前足、右図・後足 |
アジアゾウの足跡 / 後足 |
Private Zoo Gardenは、国内の動物園で会える動物たちを紹介している、インターネット動物園です。 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。 |