ニジキジはアフガニスタンからブータン、チベット南部、インド、ネパール辺りにかけてのヒマラヤ山系に分布している大型のキジで、体つきも他のキジ科のものに比べてがっしりとした感じがする。 標高2500~4500m近くの高山地帯の森林で、普通は単独かつがいで生活している。 時に3~4羽ほどの小さな群れをつくることもあるが、大きな群れをつくることはない。 主に植物の根や地下茎、昆虫などのほか、果実や種子なども食べる。 冬場は雪に覆われた土をくちばしで掘り返してえさを探すが、標高1,500~2,500m位まで降りてくる。 ニジキジの雄の頭部は光沢感のある鮮やかな水色をしていて、頭頂には、同じ色の直立する冠羽がある。 羽毛は青、赤、緑、紫などが混ざるが、全体に深い青色をしており、日光を浴びると虹のように美しく輝いて見える。 ニジキジの雌には冠羽がなく、全体がまだら模様のある褐色をしているが、目の周りは雄と同様鮮やかな青色をしている。 また、冠毛はないが、頭頂の毛は少し立っている。 繁殖期は4~6月で、普通は4~6個の卵を産む。抱卵日数は26~29日。 巣は岩陰や草地などに浅いくぼみをつくる。 ニジキジはネパールの国鳥とされているが、美しいので密猟されたりすることから生息数が減少してきている。 キジ科の鳥へ / このページの先頭へ |
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ニジキジ