動物図鑑 / 絶滅危惧種

近年は多くの地域で動物たちの生息数が減少していて、種によってはかなり危機的な状況にあります。
中には個体数が増加しているものもありますが、殆どのものは減少傾向にあり、ヒトコブラクダやシフゾウのように、野生状態のものは既に絶滅してしまったものもあります。

ここに紹介している動物たちは、すべて絶滅が危惧されている動物ですが、その数の多さに驚かれている方も多いのではないかと思います。

当動物図鑑に掲載しているクマ科の動物の殆どは絶滅危惧種に該当していますし、動物園でもよく見かけることが出来るネコ科の動物たちも、その殆どが同じような状態にあります。

もちろんそれ以外にもゾウやバクの仲間は掲載しているすべてのものが絶滅危惧の状態にあり、ウシ科の動物もかなりの割合で絶滅危惧種に指定されています。
また、ゴリラをはじめとする霊長目についても、同じような状態にあることは言うまでもありません。

しかし、ここで紹介している動物たちは、すべて当動物図鑑に紹介しているものに限っているので、実際の絶滅危惧種はこれよりもはるかに多いものになります。
また、絶滅危惧種に近い準絶滅危惧種などもここには含めていないので、これらを含めると、動物たちの生息状況はまさに危機的な状態と言えるのではないでしょうか。

絶滅が危惧されるに至った主な理由としては、

  ・角や毛皮、食用などを目的とした乱獲
  ・森林や河川などの開発・破壊などによる生息地の減少
  ・獲物となる動物の減少
  ・気候変動などによる生息地の環境変化

などが上げられますが、獲物となる動物の減少は、対象となる動物自体の生息地の減少や乱獲などが主な理由であり、近年の温暖化などの気候変動も、幾らかの部分においては、やはり人為的なものが原因であるといえます。
また、最近では捨てられたペットや外来種などが在来の動物たちの生活を脅かしていて、既に一部では危機的な状況になっています。

当動物図鑑で紹介している絶滅危惧種にあたっては、国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価に基づいていますが、国内でも環境省が発表しているレッドリストや、各自治体などが指定しているレッドリストなどもあります。
また、ワシントン条約などでも絶滅が危惧され、保護されている動物たちは実に多くあります。

これらのレッドリストに上げられる絶滅危惧種を含めると、その数はどれほどのものになるのか見当もつきません。

Private Zoo Gardenは今後ともより多くの動物たちを紹介していくつもりですが、これ以上このページに紹介することがないよう、願って止みません。


国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価

Extinct (EX) - 絶滅
Extinct in the Wild (EW) - 野生絶滅
Threatened - 絶滅危惧種
  Critically Endangered (CR) - 絶滅危惧IA類
  Endangered (EN) - 絶滅危惧IB類
  Vulnerable (VU) - 絶滅危惧II類
Near Threatened (NT) - 準絶滅危惧
Least Concern (LC) - 軽度懸念
Data Deficient (DD) - 情報不足
Not Evaluated (NE) - 未評価

レッドリスト (絶滅の危機に瀕している世界の野生生物のリスト) には現在、1万6,000種程の野生生物が指定されています。
 

霊長目の絶滅危惧種

●テナガザル科
アジルテナガザル コンカラーテナガザル シロテテナガザル
アジルテナガザル コンカラーテナガザル シロテテナガザル
フクロテナガザル ボウシテナガザル ホオジロテナガザル
フクロテナガザル ボウシテナガザル ホオジロテナガザル

●キツネザル科
アカエリマキキツネザル エリマキキツネザル クロキツネザル
アカエリマキキツネザル クロシロエリマキキツネザル クロキツネザル
シロビタイキツネザル ワオキツネザル
シロビタイキツネザル ワオキツネザル

●クモザル科
ウーリーモンキー ジェフロイクモザル
ウーリーモンキー ジェフロイクモザル

●ショウジョウ科 (ヒト科)・ロリス科・オマキザル科
ゴリラ スマトラオランウータン チンパンジー
ゴリラ スマトラオランウータン チンパンジー
オランウータン スローロリス ワタボウシタマリン
ボルネオオランウータン スローロリス ワタボウシタマリン

●オナガザル科
キンシコウ シシオザル アカアシドゥクラングール
キンシコウ シシオザル アカアシドゥクラングール
ゴールデンマンガベー ダイアナモンキー テングザル
ゴールデンマンガベー ダイアナモンキー テングザル

ドリル バーバリーマカク ブタオザル
ドリル バーバリーマカク ブタオザル
フランソワルトン ベニガオザル マンドリル
フランソワルトン ベニガオザル マンドリル

このページの先頭へ
長鼻目・カンガルー目・齧歯目・有毛目・被甲目の絶滅危惧種

アジアゾウ アフリカゾウ インドゾウ
アジアゾウ アフリカゾウ インドゾウ
動物図鑑・セイロンゾウ マルミミゾウ セスジキノボリカンガルー
セイロンゾウ マルミミゾウ セスジキノボリカンガルー

フサオネズミカンガルー モンゴルマーモット オオアリクイ
フサオネズミカンガルー モンゴルマーモット オオアリクイ
動物図鑑・ミツオビアルマジロ
ミツオビアルマジロ

フクロネコ目・翼手目・海牛目・クジラ目の絶滅危惧種

動物図鑑・タスマニアデビル 動物図鑑・オリイオオコウモリ 動物図鑑・クビワオオコウモリ
タスマニアデビル オリイオオコウモリ クビワオオコウモリ
アフリカマナティー 動物図鑑・アメリカマナティー ジュゴン
アフリカマナティー アメリカマナティー ジュゴン

スナメリ
スナメリ

このページの先頭へ
偶蹄目の絶滅危惧種

●カバ科 ・ ラクダ科 ・ シカ科 ・ キリン科
カバ コビトカバ フタコブラクダ
カバ コビトカバ フタコブラクダ
キバノロ トナカイ オカピ
キバノロ トナカイ オカピ

●ウシ科
アノア アラビアオリックス ガウル
アノア アラビアオリックス ガウル
ゴールデンターキン スイギュウ バーバリシープ
ゴールデンターキン スイギュウ バーバリシープ

ムフロン ヨーロッパバイソン
ムフロン ヨーロッパバイソン

このページの先頭へ
奇蹄目の絶滅危惧種

●サイ科・バク科
インドサイ クロサイ シロサイ
インドサイ クロサイ シロサイ
動物図鑑・ヒガシクロサイ アメリカバク ベアードバク
ヒガシクロサイ アメリカバク ベアードバク

マレーバク
マレーバク

●ウマ科
グレビーシマウマ ソマリノロバ ハートマンヤマシマウマ
グレビーシマウマ ソマリノロバ ハートマンヤマシマウマ
モウコノウマ
モウコノウマ

このページの先頭へ
食肉目の絶滅危惧種

●クマ科
エゾヒグマ ジャイアントパンダ ナマケグマ
エゾヒグマ ジャイアントパンダ ナマケグマ
二ホンツキノワグマ ヒマラヤグマ ホッキョクグマ
二ホンツキノワグマ ヒマラヤグマ ホッキョクグマ

マレーグマ メガネグマ
マレーグマ メガネグマ

●レッサーパンダ科 ・ イタチ科 ・ イヌ科 ・ ジャコウネコ科・マダガスカルマングース科
レッサーパンダ コツメカワウソ ラッコ
レッサーパンダ コツメカワウソ ラッコ
ドール 動物図鑑・リカオン ビントロング
ドール リカオン ビントロング
フォッサ
フォッサ

●ネコ科
アムールトラ アムールヒョウ インドライオン
アムールトラ アムールヒョウ インドライオン
ウンピョウ キングチーター スナドリネコ
ウンピョウ キングチーター スナドリネコ

スマトラトラ チーター トラ
スマトラトラ チーター トラ
ベンガルトラ ユキヒョウ ライオン
ベンガルトラ ユキヒョウ ライオン

このページの先頭へ
鳥類の絶滅危惧種

ソデグロヅル ハシビロコウ マナヅル
ソデグロヅル ハシビロコウ マナヅル

両生類・爬虫類の絶滅危惧種
●カメ目
アメリカハコガメ インドホシガメ エミスムツアシガメ
アメリカハコガメ インドホシガメ エミスムツアシガメ
動物図鑑・キアシガメ ケヅメリクガメ スッポンモドキ
キアシガメ ケヅメリクガメ スッポンモドキ

動物図鑑・バタグールガメ ハミルトンガメ パンケーキリクガメ
バタグールガメ ハミルトンガメ パンケーキリクガメ
ビルマホシガメ ヘサキリクガメ ホウシャガメ
ビルマホシガメ ヘサキリクガメ ホウシャガメ

動物図鑑・リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ

●無尾目・有尾目
ヘルメットガエル ミイロヤドクガエル
ヘルメットガエル ミイロヤドクガエル
動物図鑑・シリケンイモリ
シリケンイモリ

●有鱗目
アオホソオオトカゲ アルマジロトカゲ チュウゴクワニトカゲ
アオホソオオトカゲ アルマジロトカゲ チュウゴクワニトカゲ
ビルマニシキヘビ
ビルマニシキヘビ

●ワニ目
動物図鑑・インドガビアル シャムワニ ニシアフリカコビトワニ
インドガビアル シャムワニ ニシアフリカコビトワニ
マレーガビアル ヨウスコウワニ
マレーガビアル ヨウスコウワニ

霊長目 長鼻目・齧歯目
カンガルー目 有毛目・被甲目
フクロネコ目 翼手目・海牛目
クジラ目 偶蹄目
奇蹄目 食肉目
鳥類 両生類・爬虫類




Private Zoo Gardenは、国内の動物園で会える動物たちを紹介している、インターネット動物園です。
 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
資料室へ戻る / このページの先頭へ