アフリカヘラサギ

アフリカヘラサギ さんのプロフィール


アフリカヘラサギ

アフリカヘラサギ

ペリカン目・トキ科
学 名 Platalea alba
英 名 African Spoonbill
分布域 アフリカのサハラ砂漠より南
生息環境 干潟や河川、湿地や湖沼など
全 長 85~90cm 程度
翼開長 90~100cm 程度
体 重 1.2~1.8kg 程度

アフリカヘラサギはトキの仲間で、サハラ砂漠より南のアフリカに広く分布している。
名前のように、嘴はヘラ状になっていて、魚や甲殻類、両生類などを食べている。
●分布域・生息環境
●大きさ・特徴
●生態・生活
●繁殖・寿命
●保護状況・その他
●写真ページ


アフリカヘラサギの分布域・生息環境
アフリカヘラサギは、サハラ砂漠より南のアフリカやマダガスカルに広く分布していて、河川や湖沼、湿地帯などの水辺に生息している。

乾燥地帯や沿岸地域ではほとんど見られることがなく、淡水域の広くて浅い水域に多く見られる。


アフリカヘラサギの大きさ・特徴
アフリカヘラサギは全長85~90cm程で、国内で見られるダイサギほどの大きさがある。

全身は白く、幼鳥の間は顔にも白い羽毛が生えているが、成長すると共に、顔は裸出して赤くなる。
嘴も幼鳥では黄色いが、成鳥と共に灰色や灰色がかった青色に変わっていく。

また、嘴は平たいヘラ状になっているのが特徴で、先の方は丸く膨らんでいて、先端は下方に向かって曲がっている。

脚はピンクや暗い赤色をしていて、他のヘラサギとは異なり、後頭部の冠羽や前胸の飾羽は短く、あまり目立たないこともアフリカヘラサギの特徴になっている。


アフリカヘラサギの生態・生活

アフリカヘラサギは河川や湖沼、湿地や干潟などの水辺に生息していて、淡水域の広くて浅い水域に多く見られる。

単独でいるものも見られるが、ふつうは小さな群れで生活している。
餌の豊富な所では大きな群れをつくることもあり、トキ類やサギ類フラミンゴなどと共に混成の群れをつくることもある。

日中に活動し、水深の浅い干潟などで魚や甲殻類、両生類や貝類、水生昆虫などを食べるが、長い足も水の中を移動するのに役立っている。

餌をとるときは嘴を水の中に入れて、左右に嘴を振りながら歩き、泥の中の餌を探し出して食べる。

警戒心が強く、危険を感じるとすぐに飛び去ってしまうが、飛ぶ時はサギ類とは違い、首と足は伸ばしている。

成鳥にはほとんど外敵がいないが、ヒナや卵は猛禽類や大型のヘビなどに襲われることがある。

また、降水量や餌の量などによって移動することはあるが、アフリカヘラサギは定住性の鳥で、季節移動をすることはない。


アフリカヘラサギの繁殖・寿命

アフリカヘラサギの繁殖期は3月下旬から9月にかけて見られ、繁殖期には5~20羽ほどのコロニーをつくるが、時には200組の大きなコロニーをつくることもある。

繁殖は一夫一婦で行われるが、コロニーには他の水鳥が混ざっていることもある。

巣はふつう水辺の灌木や葦の上、水面に張り出した木の枝などにつくられるが、岩の間や崖の中に巣をつくることもある。

巣は楕円形の皿状で、小枝や葦、枯れ草や葉などを用いてつくられ、巣材は雄が運ぶが、巣作りは雌のよって行われる。

雌は4~5月頃に2~5個の卵を産み、抱卵は雌雄が交代で行う。
卵はひと月近くで孵化し、ヒナは3週間ほどで巣の周りを歩きはじめ、ひと月を過ぎたころには飛べるようになる。

また、ヒナの間は嘴が短く、ヘラ状になっていないが、巣を離れる頃には特徴のある形状になっている。

詳しい寿命は分かっていないが、野生下では15年ほどの寿命があると考えられている。


アフリカヘラサギの保護状況・その他

アフリカヘラサギは分布域が広く、現在のところ絶滅の恐れはないとされている。
しかし、個体数は安定していると考えられているが、一部の地域では開発が進み、生息環境である湿地の減少などが心配されている。

尚、アフリカヘラサギは、以前はコウノトリ目に属していたが、現在はペリカン目に分類されている。
また、名前には「サギ」と付いているが、サギ科ではなく、「トキ科」に属している。

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