アネハヅル

アネハヅル さんのプロフィール



動物図鑑・アネハヅル

アネハヅル

ツル目・ツル科
学 名 Anthropoide virgo
英 名 Demoiselle Crane
分布域 主にユーラシアの温帯域
生息環境 草原地帯など
体 長 85~100cm, 平均で90cm程度
翼開長 60~180cm程度
体 重 2~3kg

アネハヅルは翼長が45~52cm程度と、ツルの仲間では最も体が小さい。

シベリア南部やアジア中西部、ヨーロッパの東南部など、旧北区の温帯域で繁殖し、冬には中国やインド、アフリカ北東部などで越冬する。
日本には迷鳥として稀に飛来することがある。

全身は青味を帯びた淡い灰色で、頭部は黒く、眼の後方に特徴的な白い房状の飾り毛がある。
嘴の先は赤っぽく、喉の羽毛はかなり長く、上胸を覆っている。
また、アネハヅルは雌雄同色で、脚は黒い。

主に平地や山地の平坦な草原に生息し、昆虫や穀類などを食べる。

繁殖期は4~7月で、巣は水辺の草地などに窪みをつくり、草などを敷いて普通2個の卵を産む。
雌雄が交代して抱卵し、27~29日で孵化する。
また、繁殖期のつがいは広大な縄張りをもつが、渡りや越冬地では群れを成す。

アネハヅルは越冬地への渡りの時には、高度5000~8000メートルもの高高度を飛ぶ鳥としても知られており、中にはヒマラヤを超える群れもある。

天敵はイヌワシなどであるが、生息地の減少や狩の対象とされることも脅威となっている。


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