テンジクネズミは、南アメリカに分布しているげっ歯類で、ネズミによく似ているが、尾はほとんどない。 四肢は短く、体は丸く、毛色は灰色や褐色などで、毛は荒くて長い。 群居性の動物で、巣穴は自分で掘った穴のほか、ほかの動物の古巣なども利用する。 草食性で、主に草類を食べるが、野菜や果実なども食べる。 テンジクネズミは別名をモルモットと呼ぶが、この名前はリス科のマーモットと誤ってつけられたもので、本種は家畜のテンジクネズミ(モルモット)の原種である。 インカ時代にはすでに種々の品種がいたと言われているが、ヨーロッパには16世紀末に移入されたと言われている。 家畜のものは短毛がふつうであるが、長毛や巻毛などがつくられ、ペットや実験用に用いられている。 1産3~4子で、子どもは生まれたときから目が開いている。 写真のテンジクネズミは家畜種のもので、各地の動物園のほか、幼稚園や小学校などでも、学習動物としてよく飼育されている。 テンジクネズミ科の動物へ / このページの先頭へ |
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テンジクネズミ(モルモット)