ヤマネの仲間は日本を含む旧大陸の温帯域に広く分布しているが、アフリカヤマネはアフリカ東部から南部にかけて分布している。 夜行性の動物で、季節によってさまざまなものを食べる。
アフリカヤマネの分布域・生息環境 アフリカヤマネは、サハラ砂漠より南のアフリカ東部から南部にかけて広く分布している。 主に山地の森林や草原に生息しているが、二次林やサバンナ、岩場などにも生息している。 様々な環境に生息していて、時には家屋の屋根裏などに巣をつくることもある。 アフリカヤマネの大きさ・形態 アフリカヤマネは平均した体長が7~10cm程で小さいが、一見するとリスの仲間のような体つきをしている。 体毛は柔らかく、背面は灰色や暗灰色、灰褐色などをしているが、茶褐色のようなものも見られる。 腹面は白色やクリーム色のような淡い色をしていて、目は大きく、耳は丸い。 また、体つきはネズミに似た感じもするが、尾は長い毛で覆われている。 アフリカヤマネの生態・生活 アフリカヤマネは、主に山地の森林や草原などに生息していて、標高1,000~4,000m辺りに多いとされている。 しかし、様々な環境に適応していて、サバンナや岩場などのほか、人の住む近くにも姿を見せ、建物内に入り込んで巣をつくることもある。 普段は小さな群れや単独で生活していて、主として樹上生活をしている。 樹上では平たい体を木に張りつけるようにして移動し、垂直な木でも頭を下にして降りることができる。 水平な枝では、枝の下面を逆さまになって移動することが多いが、これは外敵から身を守るためなのだろう。 動きはとても敏捷で、30cmほどの距離なら幹から幹へ飛び移ることもできる。 アフリカヤマネは夜行性の動物でもあり、日中は巣の中で休んでいて、多い時には10匹ほどが同じ巣にいることもある。 夜になると単独で採食に出かけ、雑食性で、季節によってさまざまなものを食べる。 春には主に植物の芽や昆虫類を食べるが、小型のげっ歯類や小鳥のヒナや卵なども食べる。 夏と秋には、果物や種子、木の実を食べるが、食物が少ないときは樹皮や小枝を食べることもある。 また、アフリカヤマネは、アフリカヤマネ属の中では珍しく、気温が下がる冬季には冬眠することが知られている。 秋には多くの木の実や種子を食べて脂肪を増やすが、外気温が15℃ほどになると冬眠をはじめ、その間は体温が下がり体重が大幅に減少することも知られている。 アフリカヤマネは樹上性で夜行性でもあるので、外敵はほとんどいないが、フクロウなどの猛禽類に襲われることがある。 アフリカヤマネの繁殖・寿命 繁殖期の多くは10~翌年2月の夏季に見られるが、アフリカヤマネは冬季を除き1年を通して繁殖し、雌は1~2回出産すると言われている。 巣は樹洞や岩の割れ目、枝の間などにつくるが、鳥の古巣などを利用することもある。 繁殖はふつう一夫多妻で行われると言われていて、繁殖期の雄は巣の周りに縄張りを主張し、匂いをつけてマーキングする。 雌の妊娠期間は24日前後で、1産3~4子を出産するが、稀に5~6子を出産することもある。 生まれたばかりの子どもの体重は3.5g程で、育児のほとんどは雌が行うと言われている。 子どもは4~6週間ほどで独立するようになり、雌雄ともに1年ほどで性成熟する。 飼育下での寿命は5~6年ほどで、野生下での寿命は詳しく分かっていないが、これよりは短いと考えられている。 アフリカヤマネの保護状況・その他 アフリカヤマネは個体数が安定していると考えられていて、現在のところ絶滅の恐れはないとされている。 時には民家の屋根裏や配電盤、送水ポンプなどに巣をつくることもあり、駆除されることもあるが、分布域内に広く生息していると言われている。 尚、国内に生息するヤマネ(Glirulus japonicus / Japanese dormouse)は、本州から四国、九州などの山地の森林に棲んでいるが、個体数が少なく、国の天然記念物に指定されている。 |
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