ケニアスナボア さんのプロフィール |
ケニアスナボア (ナイルスナボア) |
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有鱗目・ボア科 | ||||
学 名 | Gongylophis colubrinus | |||
英 名 | Egyptian sand boa / Kenyan sand boa / East African sand boa | |||
分布域 | アフリカ東部 | |||
生息環境 | サバンナや半砂漠地帯、岩場など | |||
全 長 | 雄で 45cm 程度、雌で 70cm 程度 | |||
体 重 | 雄で 100~250g 程度、雌で 400~900g 程度 | |||
ケニアスナボアは、リビアからチャド、スーダンを経てタンザニア北部に至る、エジプトやエチオピア、ケニア、ソマリアなどを含むアフリカ東部に広く分布しているボア科のヘビで、別名・ナイルスナボアとも呼ばれている。 アラビア半島のイエメンにも分布すると言われているが、確認数が少なく、はっきりとはしない。 体つきは、他のヘビに比べると太くて短く、ずんぐりとした感じがする。 また、尾も短く、頭部や眼も小さい。 体色には変化があるが、ふつう背面が褐色やオレンジ色のような色合いで、濃褐色や黒色の不規則な斑が見られ、腹面はクリーム色や白っぽい色をしている。 体は雄よりも雌の方が大きいが、全長が90cmを超えることは滅多にない。 地表性のヘビで、サバンナや半砂漠地帯、岩場などの乾燥した環境に生息している。 主に夜行性で、熱い日中の間は、土の中や岩の下などで休んでいて、げっ歯類などの小さな哺乳類の穴に潜んでいることもある。 主にネズミなどの小型の哺乳類を食べるが、トカゲなどの爬虫類や小型の鳥類なども食べる。 獲物は、自ら動き回って探すこともあるが、ふつうは砂や土の中から頭だけを出して、獲物が通りかかるのを待ち伏せしている。 獲物が通りかかると素早く襲いかかり、締め殺してから丸呑みにするが、時には獲物を砂の中に引きずり込むこともある。 飼育下では11~4月頃まで繁殖するが、ケニアスナボアは卵胎生で、春から夏の終わりにかけて、ふつう10~20匹程の子どもを産む。 生まれたばかりの子どもは体重8g程度、20~25cm程の長さで、子どものうちは昆虫類も食べることがある。 2~3年で性成熟し、野生下での寿命は10年程度、飼育下では20~25年以上生きることが知られている。 外敵はナイルオオトカゲなどが挙げられるが、現在のところ、絶滅の恐れはないとされている。 このほか、ケニアスナボアはGongylophis属に属しているが、スナボア属(Eryx)に分類され、Eryx colubrinus とされることもある。 また、Eryx colubrinus colubrinus と E. c. loveridgei の二亜種に分類されることもあるが、近年では、亜種はいないと考えられている。 このページの先頭へ |
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