コケガエル さんのプロフィール |
コケガエル |
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カエル目・アオガエル科 | ||||
学 名 | Theloderma corticale | |||
英 名 | Mossy frog / Vietnamese mossy frog / Tonkin bug-eyed frog | |||
分布域 | ベトナム (また、中国やラオスなど) | |||
生息環境 | 山地の熱帯森林など | |||
全 長 | 6~8cm 程度 | |||
コケガエルは、国内に分布しているシュレーゲルアオガエルなどと同じアオガエル科に属しているカエルの仲間で、別名・ベトナムコケガエルなどとも呼ばれている。 体は小さなイボ状の突起に覆われていて、指の先には吸盤が発達している。 雄よりも雌の方が体が大きく、大きいものでは全長9cm程に成長する。 体色は緑色や褐色、赤色などの不規則な斑紋状で、腹側にも斑がある。 この体色とイボ状の突起から、名前のように、岩の上に生える苔のように見える。 じっとしていると見つけるのは困難で、水草の中や岩の割れ目などにいるとほとんど分からない。 コケガエルは、山地の熱帯森林に生息していて、標高800m辺りから1500m辺りまで見られる。 また、森林内では渓流沿いなどの水辺に生息していて、半水生の生活をしている。 主に夜間に活動し、昆虫類や節足動物、ミミズなどを食べる。 繁殖は水の上に突き出しているような樹木や倒木、岩の穴などで行われる。 雌は一度に10~40個ほどの卵を産み、卵は1~2週間ほどで孵化する。 孵化した幼生のオタマジャクシは、そのまま下の水の中に落ちて成長し、およそ3ヶ月程で変態する。 自然下での寿命は5~10年と言われているが、飼育下も同程度と言われている。 この他、コケガエルは現在のところ絶滅の恐れはないとされているが、近年の森林開発や伐採などによる生息地の減少に伴う、生息数の減少が心配されている。 また、コケガエルはベトナムの固有種と言われているが、中国南部やラオス北部などにも分布するとされている。 このページの先頭へ |
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