オキナワキノボリトカゲ さんのプロフィール |
オキナワキノボリトカゲ |
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有鱗目・アガマ科 | ||||
学 名 | Diploderma polygonatum polygonatum / Japalura polygonata polygonata | |||
英 名 | Okinawa tree lizard / Ryukyu japalure | |||
分布域 | 奄美諸島や沖縄諸島 | |||
生息環境 | 森林や山地など | |||
体 長 | 6~8cm 程度 | |||
全 長 | 20~30cm 程度 | |||
環境省による保存状況評価 / 絶滅危惧種(VU) | ||||
キノボリトカゲの仲間は、日本と台湾に分布していて幾つかの亜種に別けられるが、オキナワキノボリトカゲは基亜種で、奄美諸島や沖縄諸島の主な島々に分布している。 また、キノボリトカゲはアゴヒゲトカゲなどと同じアガマ科に属していているが、同科のものとしては、唯一国内に自然分布している。 体に比べると頭部は大きく、尾は長くて体長の1.8~2.6倍ほどの長さがある。 四肢は細長いが、かぎ爪が発達していて、体は雄の方が大きい。 体色は、雄は鮮やかな緑色で、体側面には黄色い帯が見られる。 雌では緑色が弱く、淡緑色やくすんだ灰色のような色をしていて、黄色い帯状の筋も見られない。 また、雌雄共に背側中央部の鱗は隆起して鋸歯状になっているが、成熟した雄では、特に頸部付近が著しい。 オキナワキノボリトカゲは、森林や山地などに生息しているが、集落の近くにも生息していて、人家の庭先で見られることもある。 地表で活動することもあるが、主として樹上性で、林縁部の日陰部分でよく見られる。 また、雄は樹木の高いところ、雌や子どもは、それよりもやや低いところで見られ、棲み分けしている様子が観察される。 昼間に活動し、主に昆虫類を食べるが、ヤモリの幼体やクモなども食べる。 冬眠はしないが、冬季は落ち葉や木の根元、岩の隙間などに隠れてじっとしていることが多い。 外敵は猛禽類や大型のヘビ、移入されたフイリマングースなどで、雌は、春から夏に、一度に1~4個ほどの卵を産む。 このほか、近年の開発などにより、オキナワキノボリトカゲの生息数は減少していて、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種(VU)に指定されている。 一方、進入経路などは不明だが、宮崎県日南市や鹿児島県指宿市、大隅諸島屋久島などに移入定着していて、在来のトカゲ類との競合や生態系への影響が心配されている。 このページの先頭へ |
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