クロホソオオトカゲ さんのプロフィール |
クロホソオオトカゲ |
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有鱗目・オオトカゲ科 | ||||
学 名 | Varanus beccarii | |||
英 名 | Black tree monitor | |||
分布域 | インドネシア・アルー諸島 | |||
生息環境 | 湿度の高い森林など | |||
全 長 | 80~120cm 程度 | |||
クロホソオオトカゲはインドネシア・アルー諸島に分布する固有種で、英名のまま、ブラックツリーモニターと呼ばれることもある。 オオトカゲの中では小型だが、大きいものでは全長120cm程に成長する。 体は細長く、頭部も細長くて吻も尖っている。 四肢や指は長く、爪も長くて鋭い。 尾はかなり長く、体長の2~3倍ほどの長さがあり、物に巻きつけることができる。 名前のように体色は黒いが、子どもや若いものは濃灰色で、背側には明るい黄緑色の斑が規則的に並んでいる。 成長に伴って斑はなくなり、やがて完全に黒くなる。 湿度の高い森林や、マングローブの茂る湿地などに生息していて、昆虫類や小型のトカゲ、ヤモリ、ネズミなどの小型哺乳類を食べるが、鳥のヒナや卵なども食べる。 また、クロホソオオトカゲは樹上性のトカゲで、地上で活動することはほとんどない。 外敵に出合うと素早く木の上に逃げるが、時には鋭い歯と爪を使って争うこともある。 しかし、他のオオトカゲとは異なり、長い尾で相手を打つようなことはしない。 繁殖期は12~1月頃と言われていて、雌は交尾後4~5週間ほどで1~7個程の卵を産むが、卵は樹上にあるシロアリの塚などを掘って、その中に産卵する。 卵は160~170日程で孵化し、寿命は10年程度と言われている。 クロホソオオトカゲについての詳しい生息状況などは分かっていないが、分布域が限られていることもあり、開発などによる生息地の減少が心配されている。 尚、クロホソオオトカゲは、以前はニューギニア島やトレス海峡諸島などに分布しているミドリホソオオトカゲ(Varanus prasinus / Emerald tree monitor)の亜種とされていたが、現在は別種とされている。 このページの先頭へ |
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