ゴリラ

ゴリラ (ローランドゴリラ) さんのプロフィール


動物図鑑・ローランドゴリラ

ゴリラ (ローランドゴリラ)

霊長目 ショウジョウ科 (ヒト科)
学 名 Gorilla gorilla
英 名 Lowland Gorilla
分布域 西アフリカ
生息環境 低地の熱帯林
体 長 雄で180cm程度
尾 長 尾はない
体 重 雄で140~200kg 、雌で75~110kg
IUCNによる保存状況評価 / 絶滅危惧種 (CR)

ゴリラは霊長類の中ではもっとも大きく、腕を広げると200~270cm程にもなり、体は重量感があり、がっしりとしている。
毛色は黒褐色で、成獣の雄の背中は灰色になり、シルバーバックと呼ばれる。
顔や耳、手足は黒く、毛はない。鼻孔は大きく広がっていて、耳は小さい。
また、前足は後ろ足よりも長く、ゴリラが四肢で立つと肩の方が高くなる。

一頭の雄を中心に、数頭の雌とその子どもたちからなる、10頭程度の小さな群れで生活している。
その群れは一夫多妻の家族集団と思われ、ときには群れ同士が一緒になることもある。

昼行性で、巣は地上につくることもあるが、地上から2~3m程の木の上につくることが多い。
樹上では雌と子どもが休むが、雄はいつも地上にいる。
また、巣は一頭がひとつずつつくり、一度使ったものは再び使うことはない。

食物は繊維質の多い植物を好み、タケノコ、ジャイアントセロリ、オオドリソウやシダ類、バナナの茎などを主に食べる。

雌は8~9 年で性成熟し、ふつうは1産1子。
寿命は飼育下では53年の記録が知られているが、野生では30~40年程度ではないかと思われる。

ゴリラは、力も強く、外観からはどう猛な動物と思われることがあるが、実際にはおとなしく、知能もかなり高い。

ローランドゴリラはカメルーンやコンゴの低地雨林に生息するニシローランドゴリラと、ザイール川の東の低地雨林や山岳雨林に生息するヒガシローランドゴリラがあるが、その他にマウンテンゴリラ(Mouttain Gorilla/Gorilla gorilla beringei) が知られおり、コンゴの高山地帯の森林に生息し、ローランドゴリラよりも大きい。

現在、ローランドゴリラは国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価によって、絶滅危惧種(CR)としてレッドリストに指定されている。

写真はニシローランドゴリラ


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