コロンビアレインボーボア (コロンビアニジボア)は南アメリカ北部などに分布しているボアの仲間で、名前のように、光が当たると虹の様にも見える輝きを見せる。
コロンビアレインボーボアの分布域・生息環境 コロンビアレインボーボアはコスタリカ、パナマを経て、コロンビアやベネズエラ、ガイアナやスリナムなどに分布している。 主に森林地帯に生息しているが、低木林や草原などでも見られる。 コロンビアレインボーボアの大きさ・特徴 コロンビアレインボーボアは体長1~1.8m程で、レインボーボアの中では体は小さい。 しかし、体は筋肉質で太く、重々しい感じがする。 また、体は雄よりも雌の方が大きく、胴回りも太い。 体色は雌雄ともに全体に褐色や茶色っぽく、腹側は淡い色をしていて、体には暗色の縁で囲まれた淡い斑が多数並んでいる。 また、鱗の上には薄い皮膚の層があり、光が当たると、虹の様な光沢を表す特徴がある。 この特徴から「レインボーボア」と名前が付けられているが、この輝きは脱皮の後にもっともよく観察される。 コロンビアレインボーボアの生態・生活 コロンビアレインボーボアは熱帯雨林や低木林などに生息していて、普段は単独で生活している。 主として地上で活動するが、木にもよく登り、半樹上性の生活をしている。 しかし、若い者はしばしば木に登るが、成長と共に地上で活動することが多くなる。 また、コロンビアレインボーボアは夜行性のヘビだが、気温の低い時などは、昼間に日光浴をすることもある。 夜明けや夕暮れには活発に活動し、主に鳥類やネズミなどのげっ歯類を食べるが、リスザルなどの小型哺乳類も食べる。 また、毒は持っておらず、定住性で、ある程度の縄張りをもっていると考えられている。 外敵は大型の猛禽類などだが、レインボーボアの体の輝きは、捕食者の目を眩ます役割をしていると考えられている。 コロンビアレインボーボアの繁殖・寿命 コロンビアレインボーボアの繁殖は一夫多妻と言われているが、野生下での繁殖期などは分からない。 卵胎生のヘビで、飼育下では、雌は10~20匹ほどの子どもを産む。 雌雄ともに4~6年で成熟し、寿命は15~20年、長いもので25年程度と言われているが、これが野生下のものか飼育下のものかははっきりしない。 コロンビアレインボーボアの保護状況・その他 コロンビアレインボーボアの個体数は安定していると考えられていて、現在のところ絶滅の恐れはないとされている。 また、以前はレインボーボア(ニジボア・Epicrates cenchria)の亜種・E. c. maurus とされていたが、現在は独立種になっている。 |
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コロンビアレインボーボア