コロンビアレインボーボア

コロンビアレインボーボア(コロンビアニジボア) さんのプロフィール


動物図鑑・コロンビアレインボーボア

コロンビアレインボーボア

有鱗目・ボア科
学 名 Epicrates maurus
英 名 Brown rainbow boa
分布域 南アメリカ北部
生息環境 熱帯雨林や低木林など
全 長 1~1.8m 前後
体 重 1~1.5kg 前後

コロンビアレインボーボア (コロンビアニジボア)は南アメリカ北部などに分布しているボアの仲間で、名前のように、光が当たると虹の様にも見える輝きを見せる。
●分布域・生息環境
●大きさ・特徴
●生態・生活
●繁殖・寿命
●保護状況・その他


コロンビアレインボーボアの分布域・生息環境

コロンビアレインボーボアはコスタリカ、パナマを経て、コロンビアやベネズエラ、ガイアナやスリナムなどに分布している。
主に森林地帯に生息しているが、低木林や草原などでも見られる。


コロンビアレインボーボアの大きさ・特徴

コロンビアレインボーボアは体長1~1.8m程で、レインボーボアの中では体は小さい。
しかし、体は筋肉質で太く、重々しい感じがする。
また、体は雄よりも雌の方が大きく、胴回りも太い。

体色は雌雄ともに全体に褐色や茶色っぽく、腹側は淡い色をしていて、体には暗色の縁で囲まれた淡い斑が多数並んでいる。

また、鱗の上には薄い皮膚の層があり、光が当たると、虹の様な光沢を表す特徴がある。
この特徴から「レインボーボア」と名前が付けられているが、この輝きは脱皮の後にもっともよく観察される。


コロンビアレインボーボアの生態・生活

コロンビアレインボーボアは熱帯雨林や低木林などに生息していて、普段は単独で生活している。

主として地上で活動するが、木にもよく登り、半樹上性の生活をしている。
しかし、若い者はしばしば木に登るが、成長と共に地上で活動することが多くなる。

また、コロンビアレインボーボアは夜行性のヘビだが、気温の低い時などは、昼間に日光浴をすることもある。

夜明けや夕暮れには活発に活動し、主に鳥類やネズミなどのげっ歯類を食べるが、リスザルなどの小型哺乳類も食べる。

また、毒は持っておらず、定住性で、ある程度の縄張りをもっていると考えられている。

外敵は大型の猛禽類などだが、レインボーボアの体の輝きは、捕食者の目を眩ます役割をしていると考えられている。


コロンビアレインボーボアの繁殖・寿命

コロンビアレインボーボアの繁殖は一夫多妻と言われているが、野生下での繁殖期などは分からない。
卵胎生のヘビで、飼育下では、雌は10~20匹ほどの子どもを産む。

雌雄ともに4~6年で成熟し、寿命は15~20年、長いもので25年程度と言われているが、これが野生下のものか飼育下のものかははっきりしない。


コロンビアレインボーボアの保護状況・その他

コロンビアレインボーボアの個体数は安定していると考えられていて、現在のところ絶滅の恐れはないとされている。

また、以前はレインボーボア(ニジボア・Epicrates cenchria)の亜種・E. c. maurus とされていたが、現在は独立種になっている。

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