リュウキュウヤマガメさんのプロフィール |
リュウキュウヤマガメ |
||||
カメ目・イシガメ科 | ||||
学 名 | Geoemyda japonica | |||
英 名 | Ryukyu black-breasted leaf turtle / Ryukyu leaf turtle | |||
分布域 | 沖縄本島や渡嘉敷島、久米島 | |||
生息環境 | 森林や二次林など | |||
甲 長 | 7~15cm 程度 | |||
IUCNによる保存状況評価 / 絶滅危惧種 (EN) | ||||
リュウキュウヤマガメは、沖縄本島北部や渡嘉敷島、久米島だけに分布しているヤマガメの仲間で、日本の固有種とされている。 背甲は長い楕円形で、色は茶褐色や黄褐色、暗褐色などをしている。 また、背甲には3本の隆起があり、各隆起には黒色の筋が見られる。 腹面は黒色や暗褐色で、外縁は黄色で縁取られている。 頭部は褐色や暗褐色、橙色などで、黄色や赤っぽい斑がある。 四肢や尾は褐色や暗褐色などで、四肢にも黄色や赤っぽい斑があるものも見られる。 リュウキュウヤマガメは、低地から山地にかけての森林や二次林などに生息しているが、乾燥した森林などではほとんど見られない。 渓流沿いなどの水辺周辺で多く見られ、湿った環境を好む傾向がある。 詳しい生態などは分かっていないが、昆虫類やミミズ、カタツムリなどのほか、木の葉や芽、果実などの植物質のものも食べるとされている。 また、4~9月にかけては活発に活動し、気温の下がる冬季には動きが鈍くなり、岩穴や岩の割れ目、倒木の下などで休んでいることが多いと言われている。 このほか、リュウキュウヤマガメは近年の森林や河川などの開発によって生息域が減少し、それに伴って生息数も減少している。 リュウキュウイノシシやマングースなどによる捕食も挙げられるが、林道による生息域の分断なども生息数を減少させていると言われていて、現在、リュウキュウヤマガメは環境省のレッドリストに絶滅危惧種(VU)として指定されている。 1975年からは国の天然記念物にも指定されていて、国際自然保護連合のレッドリストにも絶滅危惧種(EN)として指定される状況にもなっている。 尚、リュウキュウヤマガメは、かつては東南アジアに分布しているスペングラーヤマガメ(Geoemyda spengleri / Black-breasted leaf turtle・Vietnamese leaf turtle)の亜種(Geoemyda spengleri japonica)と考えられていたが、現在は独立種として扱われている。 このページの先頭へ |
Private Zoo Gardenは、国内の動物園で会える動物たちを紹介している、インターネット動物園です。 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。 |
このページの先頭へ |