動物図鑑・インドシナウォータードラゴン

インドシナウォータードラゴン さんのプロフィール



動物図鑑・インドシナウォータードラゴン

インドシナウォータードラゴン

有鱗目・アガマ科
学 名 Physignathus cocincinus
英 名 Chinese water dragons / Asian water dragon / Thai water dragon / Green water dragon
分布域 東南アジア
生息環境 森林地帯の水辺など
全 長 雄で 90cm程度、雌で 60cm程度

インドシナウォータードラゴンは、中国南部やタイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの東南アジアに分布しているトカゲの仲間で、アゴヒゲトカゲなどと同じアガマ科に属している。

頭部はがっしりとした三角形で、吻は短く、目が大きい。
口は更に大きく、目の後ろ縁までさけている

尾はかなり長く、体長の半分以上もある。
後肢は前肢よりも長いが、四肢にはそれぞれ5本の指があり、いずれも長い。

頭頂部から背、尾にかけては、クレストと呼ばれるタテガミ状の突起が見られるが、この突起は、雄ではよく発達するが、雌や幼いものではそれほど発達しない。
また、雄は雌よりも体が大きく、頭部も大きい。

体色は鮮やかな緑色をしているが、成熟したものは、やや青みがかった色や暗い緑色をしている。
口周りから顎にかけての鱗は大きくてよく目立つが、この部分は淡い黄色やオレンジ色、ピンク色や濃い紫色まで、さまざまな変化がある。

腹部は白っぽい色をしているが、尾の半ば辺りから先は褐色がかっていて、暗褐色の斑がリング状に連なっている。
また、カメレオンほどではないが、褐色かがった体色にある程度は変えることができる。

時に、よく知られているグリーンイグアナなどに間違われることもあるが、インドシナウォータードラゴンの吻はかなり短く、グリーンイグアナのように鼓膜も裸出していない。

インドシナウォータードラゴンは、低地から高原にかけての森林地帯に生息しているが、湿度の高い、河川や湖などの岸辺でもっともよく見られる。
日中に活動し、夜には水辺の土手などにある巣穴に入って休むが、昼間の間は、草木の上でほとんどの時間を過ごしている。

名前のように、インドシナウォータードラゴンは泳ぎが得意で、危険を感じると、木の上から水の中に自ら落ちていき、発達した後肢と長い尾をうまく使って、泳いで逃げてしまう。
潜水能力にも優れ、長いときには30分(90分とも言われている)もの間、水の中で過ごすことができるとも言われている。

また、動きはゆっくりとしているようだが、地上でも、後肢だけで立ち上がり、走って逃げるようなこともあるほか、長い尾は、樹上でのバランスを取るためや、時には外敵に対しての武器としても利用される。

雑食性で、主に昆虫類を食べるが、時には小型の爬虫類や魚類、小型の鳥類や小型の哺乳類なども捕らえ、果実などの植物質のものも食べる。

詳しい繁殖の様子などは分からないが、雌は1度に4~16個ほどの卵を、年に数回産むとされている。
卵は3ヶ月程で孵化し、およそ2年程で性成熟し、飼育下での寿命は10~15年程度と言われている。

このほか、中国で見られるものは、明らかに別種であると指摘されている。



Private Zoo Gardenは、国内の動物園で会える動物たちを紹介している、インターネット動物園です。
 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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