動物図鑑・フォッサ

フォッサ さんのプロフィール



動物図鑑・フォッサ

フォッサ

食肉目 マダガスカルマングース科
学 名 Cryptoprocta ferox
英 名 Fossa
分布域 マダガスカル島
生息環境 森林地帯
体 長 60~80cm 程度
尾 長 65~90cm 程度
体 重 雄で 6~12kg 程度、雌で 5~7kg 程度
 IUCNによる保存状況評価 / 絶滅危惧種 (VU)

フォッサはマダガスカルマングース科に属する哺乳類で、マダガスカル島の固有種とされている。
マダガスカルでは最大の肉食獣として知られていて、島内では食物連鎖の頂点に立っている。

一見すると小型のピューマなど、ネコ科の動物のように見えることから、かつてはネコ科として扱われていたこともあった。
その後、ジャコウネコ科に分類されていたが、現在では独立したマダガスカルマングース科として分類されている。

体つきはほっそりとしているが、全体にがっしりとした感じがする。
耳は大きく、吻は、イヌ科ほどではないが突き出ている。

尾は長く、体長と同じくらいか、それよりも長い。
また、尾の付け根には臭腺があり、縄張りを主張する際や、驚いたときなどは臭いにおいを出す。

爪は少しは引っ込めることができるが、ネコ科の多くのものと違って、完全に引っ込めることはできない。
また、フォッサはネコ科のものとは違って蹠行性で、歩くときはクマアライグマハナグマなどのように、足の裏すべてを地面に付けて歩く。

毛色はふつう赤褐色や暗褐色で、柔らかくて短い毛が密生している。
時に全身が黒いものも見られるが、斑や縞などはなく、腹側は淡い色をしている。

フォッサは森林地帯に生息しているが、熱帯雨林で多く見られ、乾燥林の中でも湿気の多い場所を好む傾向がある。
また、標高1500m辺りまで生息しているが、標高2000m辺りでも観察されている。

主として夜行性と言われているが、フォッサは昼夜共に活動する。
日中は樹洞や木の又、岩穴などで休んでいることが多いが、早朝や夕暮れには活発に活動し、夜間にも動き回る。
地上で活動することも多いが、樹上性が強く、木の上でも敏捷に動き回る。

行動範囲は食糧事情などによって変化するが、マダガスカル西部のキリンディの森では、雌が13平方km、雄は26平方km程度と言われていて、1日に2~5km程を移動すると考えられている。

普段は単独で生活していて、ネズミなどの小動物やキツネザルなどを捕らえるが、昆虫類や爬虫類、両性類や鳥類なども食べる。
家畜や家禽などを襲うこともあり、天敵がいないためか、性質は荒いと言われている。
また、キツネザルを襲うときに、2~3頭が協力して狩りをすることも観察されている。

フォッサの繁殖期は9~10月頃で、この時期には4~8頭程が集まり、小さな群れをつくる。
雌雄共に複数のものと交配し、交配は地上で行われることもあるが、多くは、15~20m程の高さの樹上の、水平に伸びた幅の広い枝の上で行われるとされている。

雌は妊娠期間90日程で、1産1~6子、ふつうは2~4子を出産する。
出産は、洞窟や岩の隙間、シロアリの塚や木の窪みなどで行われ、生まれたばかりの子どもの体重は100g程で、白や灰色をしている。
目は閉じていて、生後2週間ほどで開くようになる。

授乳期間は4ヶ月程で、子どもは1年程で独立できるようになる。
生後2年ほどで母親から離れていき、3~4年程で成獣と同じ大きさに成長する。
この頃には性成熟し、飼育下での寿命は20年程度と考えられている。

このほか、フォッサには外敵はいないが、森林の伐採や農地開発による生息地の減少などに加え、狩猟や害獣としての駆除などにより生息数は減少している。

現在、国際自然保護連合では絶滅危惧種(VU)に指定しているが、更なる森林の開発などによる、生息地の減少が心配されている。



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 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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