セイロンヤマガメ (クロヤマガメ)さんのプロフィール |
セイロンヤマガメ |
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カメ目・イシガメ科 | ||||
学 名 | Melanochelys trijuga thermis | |||
英 名 | Sri Lanka black turtle | |||
分布域 | スリランカやインド南東部など | |||
生息環境 | 河川や池、湿地や水田など | |||
甲 長 | 20~25cm 程度 | |||
クロヤマガメ(Melanochelys trijuga / Indian black turtle)はパキスタン東部からネパール南部やインド、バングラデシュを経て、ミャンマーからタイ西部などの他、スリランカやモルディブなど、南アジアに広く分布しているが、セイロンヤマガメは、このクロヤマガメの亜種で、スリランカやインド南東部、モルディブなどに分布している。 背甲は楕円形で、ドーム状ほどではないが、他の亜種よりもやや高い。 また、頭部は比較的小さく、吻はやや尖っている。 背甲は褐色から黒色などだが、緑色を帯びているものも見られる。 腹甲は中心付近は黄褐色で、縁は黒っぽい色をしている。 頭部は灰色から黒っぽい色で、黄色やオレンジ色などの不規則な斑がある。 セイロンヤマガメは淡水性のカメで、河川や小川、池や湿地などのほか、水田や用水路など、さまざまな淡水域に生息していて、海抜800m辺りまで見られる。 食性などは他のクロヤマガメと同じ雑食性で、水辺の水生植物や水生昆虫、ミミズやカエル、小型の貝類などのほか、動物の腐肉なども食べる。 早朝と夕方に活発に活動し、日中は日光浴などをして過ごしているが、セイロンヤマガメは、穴を掘って日中を過ごす傾向があると言われている。 繁殖期は8~10月頃で、雌は一度に2~8個ほどの卵を数回に別けて産卵する。 雌は地面に穴を掘って卵を産み落とすが、時に、サイやゾウの糞に穴を掘り、その中に卵を生むこともある。 卵は60~65日程で孵化し、詳しい寿命は分からないが、クロヤマガメの飼育下での寿命は、長いもので40年程度と言われている。 このほか、クロヤマガメは、本種・セイロンヤマガメを含め6亜種が知られているが、食用に利用されているほか、開発による生息地の減少も伴い、地域によっては生息数が著しく減少している。 このページの先頭へ |
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