ビルマホシガメ さんのプロフィール |
ビルマホシガメ |
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カメ目・リクガメ科 | ||||
学 名 | Geochelone platynota / Testudo platynota | |||
英 名 | Burmese starred tortoise | |||
分布域 | ミャンマー中央部 | |||
生息環境 | 落葉樹林や草原など | |||
甲 長 | 20~30cm | |||
体 重 | 5kg 程度 | |||
IUCNによる保存状況評価 / 絶滅危惧種 (CR) | ||||
ビルマホシガメ(Geochelone platynota)は、ミャンマー(旧ビルマ)中央部に分布しているリクガメの仲間で、ホウシャガメと並び、最も美しいカメのひとつとされている。 背甲はドーム状で、やや細長く、頭部や四肢は鱗で覆われている。 甲頂部は平坦で滑らかだが、飼育下のものは、甲板ごとに盛り上がっているものも見られる。 また、体は雌の方が雄よりも大きくなる傾向があるが、尾は雄の方が長くて太い。 体色は、背甲は黒色や暗褐色で、椎甲板や肋甲板には黄色や黄褐色などの放射線状の模様がある。 この放射状の斑が星の形に見えることから名前が付けられていて、多くは6本の縞があるが、甲板や固体によっては5~8本の縞がある。 縁甲板にも、「V」字状に見える黄色や黄褐色の模様があるが、腹側の甲羅は黄褐色や灰褐色で、黒や暗褐色の斑がある。 また、頭部や四肢、尾などは黄色や黄褐色、明るいオレンジ色などで、小さな黒色の斑が不規則に見られる。 インドホシガメ(Geochelone elegans)とはよく似ていて、以前はインドホシガメの亜種ともされていたが、四肢の斑が少ないことや背甲がやや細長いことなどから、現在は別種とされている。 ビルマホシガメの詳しい生態などは分かっていないが、昼間に活動し、特に朝と夕方には活発に活動する。 乾燥した地域の落葉樹林や草原などに生息していて、草類やその他の植物、果実やキノコなどのほか、カタツムリや昆虫類なども食べるとされている。 10~2月の終わり頃にかけて産卵し、6~9月頃に孵化した子どもが現れる。 飼育下では平均して4~5個の卵を産むが、年に2回産卵することもある。 ビルマホシガメは、かつてはミャンマーに広く分布していた普通種で、食用に利用されたり、甲羅は器などにも利用されていたが、乱獲や生息地の開発などによって生息数が激減している。 現在、ビルマホシガメはホウシャガメやヘサキリクガメなどと共に国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種(CR)に指定されていて、原産国のミャンマーでも輸出が禁止されているほか、採取も禁止されている。 しかし、ミャンマーでは飼育下での繁殖なども行われているが、きれいなカメであることから密猟も後を絶たず、更なる保護が求められている。 このページの先頭へ |
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