カカバは小型の馬を指していうポニーの一種で、体が小さいわりにはがっしりとしていて、力も強い。 毛色は茶褐色、赤茶色、乳白色などで、顔は広く 、ロバに似た感じがする。 古くは騎馬用などにも用いられたようであるが、婦女子の乗馬用などにも好まれていたようである。 カカバは丈夫でおとなしい性格のため、近年まで使役動物としても用いられてきたが、現在では在来のものが少なくなっている。 主に青草などを食べ、習性などはポニーの仲間と同じと思われる。 カカバは「果下馬」と書かれるが、この名前は、体が小さいので果樹の木の下を通り抜けることが出来るということからつけられている。 また、現在、韓国で天然記念物に指定されている「済州馬」は、カカバと同種であると思われ、かつてカカバは朝鮮半島にも生息していたと考えられている。 国内にもノマウマ (野間馬) などの小型の在来馬が生息しているが、いずれも生息数は少なく、保護されている。 ウマ科の動物へ / このページの先頭へ |
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カカバ (果下馬)