ロバは大切な家畜だが、ロバが家畜化されたのはウマより古く、紀元前5,000~6,000年頃からすでに家畜化されていたといわれている。 アフリカ産の野生種であるソマリノロバなどから改良されたものと考えられているが、中国方面で見られる大型のロバは、アジア産のノロバから改良されたものとも考えられている。 ロバはウマ科の中では最も小型の動物で、体高は90~150cm程で、毛色は茶色や灰色、白色、ブチ模様などさまざまである。 耳が長く、ウマよりも尾は長く、先には長い毛が見られる。 性質は穏やかで記憶力も良い動物であるが、神経質なところもあり、気が向かないとまるで動こうとしないようなこともある。 しかし、ロバは粗食にも耐え、厳しい条件下でも働くことができ、また力も強いので、現在でもアフリカやアジアで乗用や運搬、耕作などに使われている大切な使役動物である。 また、ロバは世界各地で古くから物語や寓話などに出てくる親しみある動物でもあり、わが国には599年、ラクダやヒツジなどと一緒に百済から贈られたという記録が日本書紀に残っている。 この中では「ウサギウマ」として紹介されているが、これはロバの大きな耳の特徴をよくとらえている。 ロバの寿命は長く、30年以上の飼育記録がある。 ウマ科の動物へ / このページの先頭へ |
Private Zoo Gardenは、国内の動物園で会える動物たちを紹介している、インターネット動物園です。 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。 |
このページの先頭へ |
ロバ