動物図鑑・アカマタ

アカマタ さんのプロフィール



動物図鑑・アカマタ

アカマタ

有鱗目・ナミヘビ科
学 名 Dinodon semicarinatum
英 名 Ryukyu odd-tooth snake
分布域 奄美群島から沖縄諸島
生息環境 平地から山地
全 長 80~170cm 程度

アカマタは、アオダイショウシマヘビヒバカリなどと同じナミヘビ科に属している中型から大型のヘビで、日本の固有種とされている。
奄美群島から沖縄諸島にかけて広く分布していて、分布域では普通に見られる。

頭部はやや大きくて扁平し、瞳孔は縦に楕円形をしている。
背面は黄褐色で、頭部から尾にかけて黒褐色と赤褐色からなる幅広い横帯が並んでいる。
腹側は白色や黄色っぽい色をしていて、斑などはない。

アカマタはナミヘビ科のマダラヘビ属に属しているが、その中では最大種とも言われていて、大きいものでは2mを超えるものもいると言われている。

アカマタは平地から山地にかけて広く生息していて、耕作地のほか、時に海岸近くでも見られる。
夜間に活動し、トカゲやカエル、ヘビなどを食べ、小型のハブを食べることもある。
また、ネズミや鳥、魚など、貪食でさまざまなものを食べる。

毒はもっていないが、気が荒く、近寄ると鎌首をもたげて威嚇し、跳びかかってきて噛み付くことも多い。
動いているものなら何にでも噛み付くとも言われていて、咬まれると血が止まりにくいとも言われている。

繁殖期は3~5月で、雌は6~7月に3~15個ほどの卵を土の中に産卵する。
孵化期間は40日ほどで、卵は7~8月にかけて孵化する。
2~3年で成熟し、寿命は10年程度と言われている。

この他、国内に分布するマダラヘビ属は、シロマダラやアカマダラなどが知られている。

このページの先頭へ
動物図鑑・アカマタ 1動物図鑑・アカマタ 2動物図鑑・アカマタ 3





Private Zoo Gardenは、国内の動物園で会える動物たちを紹介している、インターネット動物園です。
 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
 このページの先頭へ