カリフォルニア・キングヘビ さんのプロフィール |
カリフォルニア・キングヘビ |
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有鱗目・ナミヘビ科 | ||||
学 名 | Lampropeltis californiae | |||
英 名 | California kingsnake | |||
分布域 | アメリカ合衆国東南部からメキシコ北西部辺り | |||
生息環境 | 森林や草原、藪地や湿地など | |||
全 長 | 75~120cm 程度 | |||
カリフォルニア・キングヘビは、アオダイショウやシマヘビなどと同じナミヘビ科のヘビで、アメリカ合衆国のオレゴン州からネバダ州、ユタ州、カリフォルニア州を経て、アリゾナ州、からメキシコ北西部分布している。 以前はキングヘビ(Lampropeltis getlus)の亜種 (Lampropeltis getlus californiae)とされていたが、現在は独立種として扱われている。 体色は、ふつうは写真のようにリング状の模様になっているが、黒っぽいものや茶色っぽいもの、緑色を帯びたものや白っぽいものなど、変化が多く、時にはリング状になっていないものもいる。 森林や草原、藪地や河川周辺、沼地や砂漠など、様々な場所に生息していて、時には耕作地や町の郊外にも姿を見せる。 また、平地だけでなく山地にも生息していて、多くは標高1000m辺りまでで見られるが、シエラネバダ山脈では、標高2000m辺りでも観察されている。 地上性のヘビだが、低い樹木なら上ることができ、大きいものでは全長150cm程に成長する。 カリフォルニア・キングヘビは、主にげっ歯類や爬虫類 、鳥やその卵、両生類などを食べるが、ヘビ類を多く捕らえると言われている。 特に、様々な毒蛇も食べることから「キングスネーク」と呼ばれているが、自らは毒をもっていない。 また、全ての毒に対して免疫を持っているわけではない。 普段は単独で生活していて、主に昼間に活動するが、暑い時期には夜行性になる傾向がある。 また、気温が下がる冬季には、地面に潜って冬眠のような状態になる。 繁殖期は春季に見られ、5~8月頃にかけて、雌は一度に5~12個、多いと20個程の卵を産む。 平均すると9個程の卵を産み、卵は45~60日、長ければ80日程で孵化する。 生まれたばかりの子どもは全長15~20cm、大きいもので30cm程で、3~4年程で性成熟する。 外敵はワシなどの大型の猛禽類やコヨーテなどで、飼育下での寿命は30年を超えると言われている。 この他、カリフォルニア・キングヘビは分布域や生息域も広く、現在のところ絶滅の恐れはないとされている。 このページの先頭へ |
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