ヒガシニホントカゲ さんのプロフィール |
ヒガシニホントカゲ |
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有鱗目・トカゲ科 | ||||
学 名 | Plestiodon finitimus | |||
英 名 | Far Eastern Skink | |||
分布域 | 本州東部や北海道、ロシア沿海地方など | |||
生息環境 | 森林や草原、耕作地など | |||
体 長 | 6~8cm 程度 | |||
全 長 | 15~20cm 程度 | |||
ヒガシニホントカゲは、若狭湾から琵琶湖を経て和歌山県に至る辺りを境にして、それよりも東の本州や北海道などに分布しているトカゲの仲間で、ロシア極東地方にも分布している。 これまではニホントカゲとされていたが、近年の研究により、本州西部や四国、九州などに分布しているものをニホントカゲ(Plestiodon japonicus)、東日本や北海道、ロシア極東地方に分布しているものをヒガシニホントカゲとして分類し、現在は、それぞれ独立種として扱われている。 また、本州のうち、伊豆半島から伊豆諸島に分布するものはオカダトカゲ(Eumeces latiscutatus)として認識されているが、いずれもよく似ていて、外見から判別するのは難しい。 生態もニホントカゲに似ていて、平野部から山地までの草地や耕作地、森林などのほか、河川周辺や海岸付近、都市部の公園など、さまざまな環境に適応している。 日中に活動し、日当たりのよい場所を好むことも同じで、昆虫類やクモ類、ミミズなどのほか果実なども食べる。 また、タヌキやキツネ、ヘビなどの外敵に襲われたとき、自ら尾を切り離して逃げることも同じで、尾を再生できることも同じである。 東海地方では、3~10月にかけて活動し、11月頃には冬眠に入る。 また、同地方での繁殖期は4~5月頃で、雌は翌月頃に倒木や石の下に穴を掘って産卵する。 卵は7~8月頃に孵化し、雌雄共に2~3年で性成熟する。 寿命もニホントカゲと同じで、自然下では5~6年程度、飼育下では10年以上の寿命がある。 このほか、ヒガシニホントカゲは、現在のところ絶滅の恐れはないとされているが、ニホントカゲと同様、近年の開発による生息地や餌となる動物の数が減少していて、自治体によっては要注目種などに指定している。 このページの先頭へ |
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