動物図鑑・モウコノロバ

モウコノロバ さんのプロフィール



動物図鑑・モウコノロバ

モウコノロバ

奇蹄目 ウマ科
学 名 Equus hemionus ssp. hemionus
英 名 Mongolian Wild Ass
分布域 モンゴル南部から中国北部
生息環境 砂漠の周辺や半砂漠地帯、荒れ地など
体 長 200~250cm 程度
尾 長 35~50cm 程度
体 重 230~280kg 程度
IUCNによる保存状況評価 / 準絶滅危惧種 (NT)

モウコノロバは、アジアに広く分布しているアジアノロバの基亜種で、モンゴル南部から中国北部にかけて分布している。
アジアの野生ロバの中ではもっとも体が大きく、平均した体高は1.2~1.5m程で、グラントシマウマと同じほどの大きさがある。

四肢は細くて長く、前肢の内側には「夜目」と呼ばれる黒いたこがある。
耳はロバとしては比較的短く 15cm程度だが、ソマリノロバなど、アフリカに分布しているロバに比べると、蹄は幅広いとされている。

毛色は淡い黄褐色や淡い赤褐色のような色をしているが、冬季はやや灰色がかった色になる。
また、タテガミや尾の房毛は黒く、背中の正中腺に沿っても黒っぽい色をしている。

モウコノロバは、主にゴビ砂漠の周辺や半砂漠地帯、荒れ地や川沿いの谷などに生息地していて、小さな群れをつくって生活している。
この群れは6~12頭ほどで、1頭の雄と複数の雌、その子どもたちからなっている。

草類などの植物を食べるが、より乾燥した地域では低木の木の葉なども食べる。
また、水が不足する夏の季節には、モウコノロバは乾燥した河床などに穴を掘って地下水を探り出し、水を飲むことが知られている。
この地下水は、他の野生動物や家畜などのほか、人の飲用にもなっている。

視覚、聴覚に優れ、敏感に危険を感じ取る。
走るのも速く、短い距離なら時速60~70km程で駆けることができる。

雌の妊娠期間は11~12ヶ月で、ふつうは5~6月上旬頃に1産1子を出産する。
子どもは9~12ヶ月程で離乳し、雌は2~3年、雄は4年程で性成熟する。

野生での寿命は12~14年程度と考えられているが、多くのものは4~8年程度とも言われている。
しかし、飼育下での寿命は20年を超え、長いものは40年近く生きる。

外敵はハイイロオオカミなどのほか、既に分布内では絶滅してしまっているトラなどが挙げられる。

モウコノロバは、かつてはカザフスタン東部とシベリア南部などにも分布していたが、狩猟によって既に地域的に絶滅している。
現在、国際自然保護連合のレッドリストには、準絶滅危惧種(NT)として指定されているが、放牧による家畜との競合や食料としての密猟なども止まず、生息数は減少傾向にあると言われている。

尚、アジアノロバには、本種のほか
 ・E. h. ssp. hemippus (絶滅種)
 ・E. h. ssp. khur
 ・E. h. ssp. kulan
 ・E. h. ssp. onager
の4亜種が知られているが、本種を含め、その分類は未だはっきりと確定していない。




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 今後とも園内の充実を図っていく予定ですので、動物図鑑や写真集などとして、是非利用してください。
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